アメリカのアンティークではスペシャルなアイテムとして知られている「ジャパンカラー」についてブログを書きたいと思います!
そこまで情報が多くなく個人的な考察も含まれますので、あくまでブログの一意見として読んでくくればと思います。
ジャパンカラーとは1900年初頭から1930年代頃までに見られるカッパー色を用いた仕上げのことです。
ジャパンカラーという呼び名の他に「JAPANNED」「JAPANING」「JAPANFINISH」
など様々な呼び名があります。
アメリカでは強いていうならば「JAPANNED」と呼ばれることが多いですが、当店では日本で一般的に呼ばれている「ジャパンカラー」と呼んでいます。
その由来を辿ると15~17世紀頃まで遡るようです。
日本に来た宣教師がヨーロッパに日本の工芸品を持ち帰った際、漆塗りなどの工芸品が非常に人気があったようです。
そもそも漆塗り・漆器とは・・・・
飛行機がない当時、日本の工芸品は簡単に手に入るモノではなかったようです。
そこで自分たちで漆器を作れないかと思ったのですが、漆がないヨーロッパでは再現することは難しく、独自の方法で漆に近い技法が生まれたものが「ジャパング」と呼ばれていたようです。
なぜ「ジャパニング」と呼ばれたのかその由来は、当時は中国が発送である陶磁器は英語で「china」と呼れていました。日本から来た漆器は「japan」と呼ばれていたことが由来のようです。
当店にある食器棚や陶磁器にも「china」と書かれている商品があります。
その為、ヨーロッパからの移民が多いアメリカ東海岸で多く見られます。
東海岸は製造業のメーカーが多かった為、「ジャパンカラー」=インダストリアルのようなイメージになったのではないかと思います。
その後、1940年以降は第二次世界大戦で日本が敵国となったことから使用されなくなったと言われています。
ジャパンカラーにも様々なパターン・アイテムがありコレクターも非常に多いアイテムです。
今見てもジャパンカラーのデザインは古さを感じさせませんしカッコイイなと思います。
当時のクラフトマンシップを感じさせますよね。
ジャパンカラーの現在の在庫や、その他スペシャルな商品は下記からご覧ください!
最後までご覧頂きありがとうございました!!
宮城県仙台市に実店舗を構える、
Rose Bowl Antiques(ローズボールアンティークス)です。
アメリカ西海岸を中心に年3~4回ペースで直接買い付けをしており、
インダストリアル、ミッドセンチュリー、カントリー、ガレージ、アウトドアなど
幅広いアイテムを取り揃えております。
記事を作成する際に参考にしたWEBサイト「https://urushi-joboji.com/urushi」
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