みなさま、こんにちは!
本日はご質問頂くことが多い、木材の話をさせていただきます。
よくアンティーク家具でこのような木を目にすることはありませんか?
この木材はアメリカのアンティーク家具で1番使われている「オーク材」です。
家具が好きな方や床材にこだわりがある方はご存じかと思います。
今回はオーク材とは何なのか。魅力などをご紹介できればと思います。
そもそもオークとは、
オークとは落葉広葉樹の一種でブナ科コナラ属の植物の総称とされています。
そう言われても結局分からない!!という方がほとんどかと思います。
こんな木を目にしたことはありませんか?
日本でいうと、ナラ・カシ・カシワなどがオーク材にあたり、町や公園にも生えている一般的な木です!
また、木には大きく分けて、針葉樹と広葉樹があります。
針葉樹 パイン(マツ)・スギなど
・葉が針のように細長く、木が縦に長い
・軽い、加工が簡単
・安価
広葉樹 オーク・ウォルナット(クリ)・チェリーなど
・枝が横に広がっている
・固く、強度が高い
・針葉樹より高価
かなり簡単にまとめましたが、ざっくりこのような違いがあります。
オークは北米に多く分布しておりアメリカでは入手がしやすく、一般的な木として使われています。
オーク材の特徴とその魅力。
オーク材はタル・船材・床材に使われていたほど、耐久性や耐水性に優れているという特徴があります。
その耐久性から昔から家具によく使用されており、アンティーク家具といえばオーク材の雰囲気をイメージされる方も多いのではないでしょうか。
オーク材には「虎斑(とらふ)」と呼ばれる、その名の通り「虎の模様のように見える木目」が見られることがります。
実際目にすると木目の荒々しい雰囲気から非常に重厚感があります。
アメリカでも、このようなオーク材を「tiger oakk(タイガーオーク)」や「mission oak(ミッションオーク)」と呼ばれています。
このような虎斑(とらふ)がはっきりしているオーク材を使用している家具の多くは一般的には~1940年代頃までのモノが多いです。
その理由はミッションオークという呼び名は1940年頃まで流行していたミッションスタイルから来ています。
少しマニアチックな話になりますが、
ミッションスタイルとはアメリカンカントリーの1種で直線的ですっきりとしたデザインスタイルです。世界3大建築家のフランクロイドライトが好んだスタイルです。
このスタイルは1940年頃まで流行しており、1950年以降は、所謂ミッドセンチュリーデザインが流行してプロダクトデザイン全般が流線形や新素材など、今までの伝統的なクラシカルなデザインからモダンなデザインに代わっている為、このような家具は少なくなってきたと思われます。
駄文ですみません💦このあたりもいつかブログにまとめたいと思っています!
オーク材の商品紹介
オーク材のアイテムを中心にまとめてみました。
重厚感があり、アンティークらしい雰囲気です。
こうしたオーク材のアイテムが空間にあると一気に雰囲気が出せます!
1940s~50s デスクチェア ※ブログ執筆中に売れてしまいました💦
アメリカでは定番の形のデスクチェアです。
オフィスや銀行など様々な場所で使用されていた形で、ひじ掛けや背もたれの曲線的なデザインが上品さがあり良い雰囲気です。
よく映画にもでてきます。
1930s~40s コートラック
経年によって非常に良い色味に経年変化しています。
フックのデザインも良いです。
細めの為、置き場所も選ばずどんな空間にも馴染みます。
画像をクリックすると全体が見れますので是非ご覧ください!
YAWMAN AND ERBE 1910s-30s ファイルキャビネット
オーク材の紹介の際にもでできた、ファイルキャビネットです。
YAWMAN AND ERBE社はオフィスファニチャーの代表的なメーカーで当時はかなり使用されていたようです。
オーク材の木目の雰囲気が最高です。中々これほど雰囲気のあるものはありません。
今回はアメリカアンティークで1番目にすることが多いオーク材についてでしたが、またいつか木材について書いていけたらと思っています!
現在在庫があるオーク材の商品は下記URLからご覧ください!
最後までご覧いただきありがとうございました。
宮城県仙台市に実店舗を構える、
Rose Bowl Antiques(ローズボールアンティークス)です。
アメリカ西海岸を中心に年3~4回ペースで直接買い付けをしており、
インダストリアル、ミッドセンチュリー、カントリー、ガレージ、アウトドアなど
幅広いアイテムを取り揃えております。
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